<事業内容>
同施設は、相愛福祉会が平成10年に川越市東部に特別養護老人ホーム「すみれの里・川越」を開設して以来、平成16年ふじみ野市の「あやめの里」に続く、三番目の特別養護老人ホームである。現在入居者は90名ほど。高齢者介護としてショートステイ、デイサービス、居宅介護支援サービスも提供している。
「デイサービスに通っていた利用者が、さらに高齢になって在宅生活が難しくなり施設に入りたいというときに、そのままここに入所できれば、行き慣れた安心感があります。また個人情報の伝達もスムーズにできます」と施設長の黒川達也さんは、デイサービスから入所まで「すべてのサービスがここ1か所にある」ことのメリットを話す。
6階建ての施設の2階以上の各フロアに入所者が20名ずつ暮らしていて、各フロアを8名ほどのスタッフで介護する体制だ。入所、デイサービスなど利用の仕方によって求められるサポートは多少違うが、「できることはやってもらい、できないところはスタッフがサポートする」のが基本。スタッフは手を出し過ぎても出さな過ぎてもダメで、つねに気を配りながら、利用者一人一人に適したサポートを提供している。
1階の広いメインフロアでは、演奏会やお誕生日会など、スタッフが主催したさまざまなイベントが行われ、それを楽しみに集まる利用者も多いという。一角ではマージャンを楽しむ利用者も。フロアいっぱいに利用者とスタッフの笑顔があふれている。